- 1940年代
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スウェーデンで紙おむつが考案されて1950年代(昭和20年代後半)頃、日本で初めて紙おむつが発売されました。しかし、これはまだ、紙綿を重ねて布で包んだだけのもので、おむつカバーと一緒に使用するものでした。
- 1964(昭和37年)
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乳幼児用ライナー(布おむつの内側に敷く紙綿製のライナー)が発売されました。しかしこれは高価なもので、使い捨ての習慣もない時代だったので、あまり普及することはありませんでした。
- 1963年(昭和38年)
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不織布と防水紙が使われた最初の本格的紙おむつが発売されました(当時10枚380円)これは布おむつのような長方形の形をしていて布おむつと併用すると言うものでした。
- 1977年(昭和52年)
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アメリカから乳幼児用の紙おむつが輸入されて日本でも販売されました。これはテープ式になっていておむつカバーとおむつの両方を兼ねてしまう新しい形でした。
- 1981年(昭和56年)
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日本で作られたテープ式紙おむつが登場。このころは働くお母さんが増えた時代で、家事労働時間を減らせる紙おむつは、とても注目され、普及していきました。
- 1984年代(昭和59年)
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高分子吸水材を使用した紙おむつが登場。現在の吸収材の前進となる形で、より多くの水分を長時間吸収できる紙おむつができました。
- 1990年(平成2年)
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初めてパンツ式の紙おむつが販売されます。下着のように一体化した形で立ったまま穿かせることのできるパンツ型紙おむつは幼児用のおむつ離れを促すものや、おねしょ防止用など様々なニーズに合わせた製品が販売されるようになりました。
1985年(昭和60年)頃から急速に普及した乳幼児用紙おむつは高い吸収力・薄くコンパクトな製品の開発が進み、現在紙おむつの使用率はおむつ全体の90%に達しています。、一方、紙おむつの普及により減ってしまった布おむつですが、
近年、環境問題やエコなどが注目されるようになり、再び見直されてきているようです。